日本で人気のある格闘技には、柔道や剣道、空手、合気道といった昔から伝えられているものもあれば、ボクシングやキックボクシング、レスリングなどの海外から入ってきて、すでに日本において確固たる地位を築いているものもあります。そういった格闘技の多くは、打撃や投げなどの攻撃の手段がある程度限られています。例えばボクシングならパンチを打つだけ、柔道やレスリングなら投げるか寝技を決めるかといったようにです。しかし格闘技の中には、色々な種類の攻撃方法がルール上認められており、その多彩さが魅力となっているものもあります。
そういったものの代表格は、色々な競技の選手が集まる大会で、高い実力を発揮する選手の多い総合格闘技です。立った状態でのパンチやキックといった打撃はもちろんのことして、相手を投げたり、グラウンドに持ち込んで関節を極めたり、首を絞めたり、マウントポジションからパンチやキックを繰り出したりと、色々な攻撃方法を使うことができます。そういった技の多彩さは、見ている人を飽きさせないという魅力につながります。
また格闘技であると同時に、エンターテイメント性によって高い人気を誇っているプロレスも、攻撃方法がとても多彩です。その中には他の種目では見られない、ロープの上から飛び降りての体当たりやキックといった、非常に派手なものもあります。